経営者というと、まあ社長のことだよね。個人事業なら事業をやってる本人が経営者になる。
経営をするためには、営業力やマーケティング能力、人心掌握術、組織術、数値分析能力や論理的思考能力など、実にさまざまな能力が求められる。色んな書籍に書いてあるけどね。
でも、はっきりいって一人の人間がこれら全部を満たすなんて、不可能。それに、この中で一番大切なのはどれなのか?、優先順位は?なんて分かんないよ。
私が思う、経営者に一番必要なものはバイタリティだね。
経験上の答えなんだけど、このことをちょっと書いてみるね。
優秀な経営者はとにかく行動する。
今までたくさんの経営者と呼ばれる人たちと話したり、一緒に行動したり、遊んだりしてきたけど、どの経営者もとにかく行動力がある。
仕事って考えてるだけじゃお金になんないでしょ。行動に移さないとビジネスにならない。そういう意味では行動するのって当たり前。経営者じゃなくても行動するよね。
私が感じたのは、仕事でも遊びでも、とにかく行動するってこと。
仕事だけにどっぷりはまる人、地域の行事や会合などに積極的に参加する人、遊びを満喫する人など、とにかく何かしらの行動をとってる。
会社の中ではお金を生み出さない。お金を生み出すきっかけは常に会社の外にある。
多分、このことが行動原則になってるんじゃないかな。
必要なスキルは人材を揃える。
最初に書いたように、会社を経営するためには、さまざまな能力が必要となる。でもそれって一人の人間が持つ必要はない。
会社を支える人材が、それぞれの役割をこなしてくれれば、会社は回る。経営者が全ての能力を持っている必要は全くない。というか、全然数字が分からない経営者もいれば、論理的に話せない人もいるぐらいだからね。
それを補える人材を揃えて、自分のブレーンとして働いてもらえばいいだけ。でもそのためには、それだけの人材を見つけてくる必要があるし、何よりもその優秀な人材が会社にいたいと思うだけの環境が必要。それは経営者の魅力の場合もあれば、待遇の場合もあるだろう。経営者に魅力が無い場合は、条件が良くない限り、優秀な人材は会社に残ってくれないと思う。
経営者はバイタリティがないとダメ。
とにかく会社の外で行動しない限り、会社の中に利益を持ってくることはできない。分かりやすいのはお金なんだけど、人材や情報も会社の外にあったりする。
仕事も遊びもこなすためにはバイタリティがないとダメ。
結局、体が強い!ということがすごく重要なんだよね。体が弱いと経営をするのがすごくきつい。そうなると精神的にも追いつめられて、しんどい思いをするのは自分だからね。
トップに立つってやっぱり重圧があるんだよ。これは創業者でも2代目でも、感じ方に違いはあれど、重圧があるのは変わんない。それを受け止めるためにもバイタリティがいる。
仲のいい経営者の人たちを見てると、バイタリティに溢れていて、やりたいことを見つけては手を出して、面白い遊びを見つけたら人を誘って一緒に遊んだりして、本当、休む間をおしんで動いてる気がする。
そういうのを間近で見ていると、やっぱろ経営者にはバイタリティがないとなれないなって思うんだよね。