今年も初々しい新入社員が入社する時期がやってきた。
表情を見ていると、期待と緊張が見え隠れしているね。こちらも、微笑ましく見ているけど、気が引き締まる思いもあって、やっぱりこの時期はいいなと思う。
新入社員に贈る言葉とは。
と言っても、タイトルに書いてるんだけどね。
挨拶と返事は元気に明るく大きな声で!
すごく基本的で当たり前のことだけど、ものすごく重要なんだよ。
挨拶というのは、仕事ではすごく大事なこと。社内もそうだけど、取引先などの社外での挨拶はすごく大事だよ。
新入社員は今から育っていく重要な人材。今だけを切り取れば、仕事上の戦力ではないし、武器もほとんど持っていない。何が一番の武器かというと、その「フレッシュ」なところ。
仕事なんて、今から覚えればいいのであって、今できないのは当たり前。でも元気な挨拶はできるでしょ。
元気で明るい挨拶は、相手に好感を持ってもらえる武器なんだよ。
元気で明るくなんて格好悪いとか、今の時代に?とか、全く関係無い。
社内でも社外でも、人間関係は仕事の大きな部分を占めるからさ。好かれる、可愛がられるというのは本人にとってすごく重要なことだよ。
ところがどんどん元気がなくなる。
そんな新入社員が気付くことがある。
こっちは、明るく元気に大きな声で、挨拶や返事をしているけど、先輩や上司の声って小さくない?
そうなんだよね!!
新入社員に偉そうに指導している本人たちの声が小さいことがあるのよ。たまにじゃなくて、ほとんどそう。初々しさやフレッシュさを押し付けて、大きい声を出させているだけで、本人たちは実践していない。その時に学ぶことがあるんだよ。
社会なんてこんなもんなんだな、と。
自分たちがやっていないことを部下に押し付けることなんて当たり前のようにある。
「挨拶は大きな声で!」「机を片付けろ!」「残業をするな!」「報告は迅速に!」
こんなことを言いながら、本人たちは出来ていないって普通にあるよ。
でもね、挨拶っていうのは面白いもので、元気な挨拶が来ると、元気に返すものなんだよね。
だからこの時期って、新入社員に引っ張られて、周囲も元気な挨拶になったりしてる。
会社というのは、ちょっとした刺激を与えられるだけで、意外なほど変化する。
新入社員は教えられることで成長する。教える先輩は、新入社員を教育することで成長する。
この繰り返しで人材の育成が進んで行くんだよね。
私が、新入社員に元気な挨拶と返事を薦めるのは、本人たちの強い武器となるから。
もう一つは、会社を元気で明るい雰囲気に変化させられるから。
元気で明るい挨拶をしている新入社員を見てると、良い仕事してるな~と思うね。