なるはやとは、なるべく早くの略です。
日常会話で使う分には全く問題ないです。私は使いませんが。
これってビジネス用語として成立してるんですかね?普通に使う業界があるのかも知れないけど、この前違和感があるやりとりをしたんですよ。
ちょっと注意したくなったお話しです。
社内はOK。社外はOUT。
なるはやという表現は、いつから使いだしたんでしょう。はっきりとした起源は見つかりませんでしたが、比較的新しい言葉であることは間違いないみたいです。
なるはやという表現は軽い印象を与えますよね。
「資料作成よろしくね。なるはやで。」
こんな軽いノリで、部下に指示をする上司がいるかも知れません。
普通は、「急いで」や「早急に」などの表現を使うと思いますが、「なるはや」には軽い感じ、柔らかい感じを含んでいるような気がします。
私が思うところ、社内で使う分にはいいと思うんですよ。しつこいですが、私は使いませんけどね。
ところが、社外の人間が使うと、ものすごく違和感を覚えます。
私がよくやりとりする金融機関の女の子がいます。まだフレッシュな感じが残ってる女性です。最初に会ったときはものすごく緊張していましたが、何回か打ち合わせなどをするうちに、お互い話しやすくなってきたところです。先日、こんなやりとりがあったんです。
女性「御社には必要ないかも知れませんが、こういうサービスが出たんですよ。」
私「確かにすぐには必要ないですが、いい内容ですね。」
女性「そうなんです!すごくいいサービスだと思ったのでご紹介だけでもしたくて。」
私「それは、ありがとうございます。いつかお願いするかも知れませんね。」
女性「こちらのサービスはすごくいいと思うんですけど、ずっと継続するかは分からないんです。もし利用されるときはなるはやでお願いします。」
私「・・・」
ものすごく自然に「なるはや」って言ったよな~。
金融関係は普通に使う表現なのか?違和感を覚える俺がおかしいのか!?
この女性自体はすごくいい人なんですよ。私からするとものすごく若くて、頼りないところもたくさんあるけど、一生懸命なのがひしひしと分かるのです。
ただね、「なるはや」は受け入れられないな。社内で使ってもらう分には構わないけど、取引先の人間に使う言葉じゃないでしょ。
実際には社内で使っている言葉かどうかは分かりません。友人との会話で使う「なるはや」がうっかり出てしまっただけかも知れません。別にムカついたわけでもないんですけど、すごく印象に残ってしまいました。
なんか残念だったんですよね。。。
まとめ
新しい言葉を全て否定するはありませんが、私は「なるはや」には抵抗がありましたね。例えば私の上司から「なるはやでね。」と言われたら、不快感はありません。急いでね、ということだなと頭の中で置き換えます。ただ、しっかりと期限を言えよ!とも思いますが。
ちなみに、このやりとりは私の近くにいた社内の女性が聞いていまして、「なるはや」はありえないですよね!と私に言ってきましたから、周囲の人間も違和感を持ったみたいです。
今回の件で、信頼を失うこともないのですが、残念と思ったのは事実。ささいなことなんですけどね。対外的な関係では「親しき仲にも礼儀あり」が大事だと思います。自分も気を付けないとな。