はじめの一歩ははじめだけが面白かった。タイトルにはそういう意味も含まれてるの?

とにかくマンガが好きで、何でも読むんですけど、読んでいるうちに疑問が出てくるマンガがある。疑問の種類にも色々あるんだけどね。

今回は「はじめの一歩」について書いてみます。

昔は大好きだったんだけどな。ここしばらく、何かもったいないんだよな。

多少、ネタバレ要素も含むので、その点はご了承下さい。

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はじめの一歩とは。

週間少年マガジンで連載中のボクシング漫画。

現時点で単行本として、何と112巻まで出ている!
しかも、まだまだ終わりそうにない。

こんなに長いとあらすじの説明も大変なので、おおまかに言うと、主人公の幕の内一歩が強くなっていくマンガです。

大抵の格闘系のマンガは主人公が強くなっていく過程を描いているんだけど、まさしくそれです。

はじめはとにかく面白かった。

気弱な一歩がボクシングと出会って、成長していくわけだけど、それがとにかく面白かった!

鷹村との出会いでボクシングを始め、永遠のライバルとなる宮田と出会う。(ライバルなのか微妙なところもあるけど…)

個人的には、宮田とのスパーリングから始まって、ジェイソン尾妻→速水→間柴→千堂→沖田→冴木→ヴォルグ→伊達、と戦っていくところはたまんなかった。

この「伊達戦」がピーク。

ここまでの流れは最高に好きだったんだけどな~。

そのあとも、島袋戦や沢村戦、ウォーリー戦とかは好きだったな。
特に沢村のキャラクターは際立ってたし、その強さの描き方が良かったと思う。ウォーリーというキャラも好きだな。

ウォーリーの強さは反則だけどね!!

マンガの中でも認めるぐらい二度と勝てない相手でした。
背景もしっかりしていて、ブライアン・ホークに似た変則的なボクシングスタイルが色んな相手を倒していくところをスピンオフで読みたいぐらいです。

ブライアン・ホークといえば、元ネタと言われるナジーム・ハメドの試合を見ると、すっごく面白いよ。
流石にマンガのようにはいかないけど、あの変則スタイルで相手を翻弄する姿は一見の価値あり!リングの上で踊ってますw

話がそれたけど、とにかく当時の日本チャンピオンだった伊達英二との一戦がマンガの流れからするとピークだったと思う。

なぜこんなに長くしたのか?

伊達戦がピークだと思うのは、そのあとの流れがダラダラとしていて、惰性にしか感じられないから。

伊達戦での敗北を糧として、大きな成長を果たし、途中で挫折があったとしても、世界チャンピオンであるリカルド・マルチネスとの戦いをとっくに描いてもらいたい。
というか永遠のライバルと思われる宮田との戦いは結局無いわけ?

主人公が敗北を通して学び成長するのはお約束とも言える展開で、挫折は描かれるべきものだと思うけど、

挫折しすぎでしょ!!

112巻も出ているのに、まだ戦う意義を探しちゃってる感じもあるし・・・
途中で出てきた板垣のハイスペックさが笑えるレベルだし。

人気があるから、編集部に長くしろって言われてるのか分かんないけど、ものすごく良作、名作になれたはずの作品が、長引かせたために駄作になるのはもったいないと思うんだよね。

人気のあるマンガは長くやってもらいたいし、終わると聞くと寂しいんだけど、終わりをどうまとめるかでその作品の完成度は決まると思うんだよな。

そんなことは森川先生は百も承知だと思いますが。

今後はエンディングに向かって盛り上がることを期待します。

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