熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
熊本県および大分県で大きな地震が発生しました。前震、本震ともに震度7という未体験の地震です。
今もなお余震が続いています。被災地で過ごされている方の心と体の休まる日々が早く訪れることを願うばかりです。
今回の地震では地震予知や地震専門家に多くの疑問を持ちました。
地震専門家の役目ってなに?
学問として地震を研究することは大事です。データを集め分析することも大事です。
ですが、現在において地震の予知をすることは不可能です。
テレビでコメントをしている地震の専門家のほとんどは結果論しか話していません。
気象庁も、4月14日に震度7の地震が起きたとき、引き続き余震に注意と呼びかけました。
そして4月16日に震度7(当時は震度6強)の地震が起こると、こちらが本震で14日のは前震だったと発表しました。
これってぶっちゃけ、結果論でしょ!?
別に怒ってるわけでも何でもないです。今までのデータで、内陸型の地震の前震がマグニチュード6.5以上だったことがないのですから。つまり想定外のことだったので、14日の大きな地震が本震だと間違うのは仕方のないことだと思います。
あと、報道番組でニュースキャスターが地震専門家にこの先の予測を聞きます。
これって意味ないですよね!
今回の地震は想定外のものなんですよ。気象庁を含め、地震専門家が答えられるわけがないんです。想定内でも地震の予測はできないのに。
それでは地震専門家の役割って何なんでしょう。
平時においては、過去のデータ分析や地震のメカニズムの解明をする。地震が発生したときは、被害の状況を確認してデータを収集し分析を行う。こういう活動をしているはずです。
そして、テレビでコメントする地震専門家に求めることは、
被災者が安心するコメントを言う。
これに尽きると思います。
予測できないと思いますよ。安易なことは言えないと思いますよ。
でもね、不安を煽ることだけは止めてもらいたい。
地震専門家が「この先、これより強い地震が起きるかも知れません。」とか言ってるのを見たんですよ。
バカか!そんなこと言うな!!!
と叫びましたよ。
だって、その人地震の予測なんかできないんですもん。真実は、強い地震が起きるか起きないか分かんないんでしょ?それなら、今後も余震にお気を付け下さいだけでいいんですよ。阿蘇山の噴火活動との関連性を尋ねられても、「噴火に注意が必要かも知れません。」じゃなく、関連性は見受けられませんでいいんです。
肩書が地震の専門家という人が、仮に何も分かっていない人でも、安心できるコメントを言えば、視聴者も安心するものです。その人のコメントが予想を外しても、地震予知なんかできないのが事実なんですから、責める方に無理があるってもんです。
災害が起こっているときの専門家の役目は、仕組みや事例を説明するのも大事ですが、安心感を与えることが一番大事だと思います。
参考になるサイトを2つだけ紹介。
今回の熊本地震に関する情報は、「首相官邸」のページに、お役立ち情報や支援に関する情報がまとめられているところがあります。
地震の情報はやっぱり気象庁が安心です。
首相官邸のページは、色んな情報がまとめられているので、活用できると思います。